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民主役員会、小沢氏に説明求める声一切なし(読売新聞)

 民主党は25日、小沢幹事長に対する検察の事情聴取後、初の役員会を開いたが、役員から小沢氏に説明を求める声は一切出なかった。

 党役員は、小沢氏をかばおうと懸命になっている。

 小沢氏は役員会の冒頭、自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件について、「私事で迷惑をかけ申し訳ない。できるだけ(捜査に)協力し、早いうちに結果が出るようにと思っている」と陳謝した。

 その後、高嶋良充筆頭副幹事長は、自民党が1998年に検察情報の漏えいを追及する調査会を発足させていたことを報じた新聞記事を配布。小沢氏の事件に関し、検察の情報漏えいを追及する民主党の方針に自民党が「権力の自制ができていない」(谷垣総裁)と批判していることに反論するためだ。高嶋氏は役員会後、記者団に「党内のみんなに認識してもらいたい」と強調した。

 党役員が小沢氏に対して「沈黙」を守っている背景には、そもそも13人の役員の多くが輿石東参院議員会長、山岡賢次国会対策委員長、石井一選挙対策委員長ら小沢氏に近い議員で固められていることがある。小沢氏に批判的な議員の多くは閣内におり、党内からは表だった批判が出にくい構図となっている。

 昨年3月、代表だった小沢氏の公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で起訴され、小沢氏が続投表明した際には、前原誠司副代表(現国土交通相)が党常任幹事会で、小沢氏の面前で「続投にすんなり了と言うわけにはいかない」と反発したこともある。前原氏らからも表だって批判の声が出ないのが「衆院選を経て、小沢氏の力は代表時代と比べものにならないくらい大きくなった」とされるゆえんだ。

 自民党では与党時代から、党の意思決定機関である総務会で、非主流派の大物議員が公然と執行部批判をする風景がみられる。民主党の中堅議員は「与党幹事長が事情聴取まで受けたのに、党役員から何一つ意見が出ないのは異常だ。ふがいない」とため息をついている。

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